境界線(夢に出てくる師匠)
山の中の修験者なのか、お寺の和尚さまか・・・・・
優しい髭のおじいさんのため、まだよくわかっていない小坊主は、その方を
「じいちゃん」 と呼んでいました。(イメージは一休さんに出てくるような小坊主さん)。
10歳になり、親元離れて、修行のためなのか山寺の小坊主として、兄さん(兄弟子さん)たちと同じ部屋に住まい、生活が始まった初日の夜のことです。
朝が早いので、兄さんたちは早くから寝静まり、緊張と興奮で眠れない10歳の小坊主姿の私は、初日からホームシックになりシクシク泣いていました。しばらく泣いていると、何だか外で赤いものがチラチラ見えてくる。
小坊主は、(何だろうと?)と、気になり始め、涙を拭き拭き窓の外を見つめました。
すると優しそうなおじいさんが一人、焚き火をしているのが見える・・・・・。
寂しかった小坊主は、嬉しくなり思わず外へと飛び出し、おじいさんの元へと駆けつけました。
「じいちゃん何やってるの?」
「何だぼうず、眠れないのか?」
小坊主は泣いていたのが恥ずかしくて、
「トイレに起きたら、明かりが見えたから」 と返事をしました。
おじいさんは、優しい笑顔で、髭を撫で、ふぉっふぉっふぉと笑いながら。
「ぼうず、よーく聞け、これはな、山で一番大事な仕事なんだぞ」 と言う。
おじいさんと話してすっかり安心した、小坊主は無邪気に、
「エ〜、たきびが?」 と聞く。
するとおじいさんは、チロチロ瞬く焚き火の炎を見ながら、
「山には、たくさんの獣が住んでてな、夜になって、餌を取りに動き回る動物たちがいるんだ。その動物が、暗がりで山寺に入ってきたり、そのまま人里に降りてきたりして、朝、ばったり人と会った動物が、驚いて人間を襲ってくるかもしれない。 そうしたら、こちらも戦わなくてはいけない。
それを防ぐために、ここで焚き火をしているんだよ。
焚き火は、人も守るが、獣も守る。。。山で両者が共に生きるために、境界線を作っておくんだよ」
お師匠様の優しい声に緊張が解け、安心した小坊主は、半分も聞かないうちにコックリコックリ寝てしまいました。
その様子を優しげに、お師匠様は薪をくべながら見守っておられます。
境界線を引くことは 「両者を守る」 と、言う話に感銘を受けて以来、
カウンセリングでは
◎ズカズカ無遠慮に心の中に入り込んでくる人に悩む人や
◎人と人との境界線がなく苦しい人や
◎人との境界線を作っていいのか悩んでいる人などに
そのお話をいたします。
さて、境界線、家でテントを張るなんて、非日常で楽しめる素敵なアイテムのひとつですが、用意できない方は、何か線を引くことをお勧めいたします。
カウンセリングルーム ハルモニア
加藤 佳子
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