お子様お二人(小学校低学年と3才の姉妹)をお連れのクライアント様がいらっしゃいました。
クライアント様のご相談内容は、
■ご両親の衰えが見受けられる為、ご両親が経営していらっしゃる仕事を受け継ぐにあたって、クライアント様御夫婦間での心構えについて。
■クライアント様のお祖母様が、痴呆症が進んでいることを受け入れられないお母様を不安に感じられているが、振り回されずに対応するにはどうしたら良いのか。
でした。
パターン構造を見切って、自身の問題点に気づいていくと、90分程度のカウンセリングで、問題は解決を迎えます。クライアント様は、スッキリ安心したお顔で終結を迎えます。
今日はそんな傍で、楽しそうに遊ぶ姉妹にフォーカスしたお話。
お姉ちゃんは読書家で、新しく買ってもらった本を嬉しそうに封を開けて静かに読み進めている。
3才の妹ちゃんは、フロアにあるヨガブロック積みやヨガマットを広げて、何やら作っていました。
しばらくすると飽きてきたのか、部屋を出たところにあるウォーターサーバーの下のプラスチックのコップを持ってきて、このコップにさっきまで飲んでいたお水を移し、こちらで飲みたいとの主張が始まりました。
『コップに入っている水には飲める精油が入っているので、プラスチックコップは使えないんだよ。』と話してあげると、廊下のウォータサーバーの水を汲みに行きます。
そばに行き見守っていると、使い方も理解しているようで、しっかり両手で汲んでいます。
量を見ながら、『もういいかなぁ?』と声をかけるとそーっとママのいる方へ向かいました。
丁寧に、そーっと、慎重に運んできて、あと少しでママに着く手前でこぼしてしまいました。
誰も濡れずに、床が濡れただけなので、私は雑巾を持ってきて拭いていると、ママの『ごめんなさいって言おうか』と妹ちゃんを促す声が聞こえてきます。
一連の妹ちゃんの気持ちを見ていた私と、本を読んでいたお姉ちゃんは、妹ちゃんの気持ちも、ママの気持ちも分かるので、静かに見守っていました。
妹ちゃんは、なかなか言葉が出ません。
ママは、最初よりきつい声で『ごめんなさいは!』と促しますが、妹ちゃんは、ますます言葉が出ません。
私は静かに助け船を出します。
『妹ちゃんは、ごめんなさいが出来ないんじゃなくて、いろいろな気持ちがついてこないんだよね。
プラスチックコップでお水が飲みたいから、自分でちゃんとやったのに、運んできてもう少しのところだったのにね。 それまでのいろんな気持ちが、ちゃんと落ち着かないと、【ごめんなさい】の気持ちのところまで来れないよね。』
と話していると、お姉ちゃんはプラスチックコップにお水を汲んできてあげていました。
『優しいね〜』と微笑ましい気持ちで、私はお姉ちゃんに声をかけると、お姉ちゃんはニコニコしています。
ママは、妹ちゃんに『そうだったね、じゃあ気持ちがついてきたら、ごめんなさいをしようね』って柔らかい空気になりました。そして、しばらく経ってから妹ちゃんは、ママにちゃんと『ごめんなさい』を言いに来ました。
こんな優しい一コマに、感動してしまうバァバのような加藤です(笑)。
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さて、大人の方のカウンセリングを行っていると、強い言葉の人に自分の気持ちを上手く伝えられないと言う相談がとても多い。
大人がもう少し子供の気持ちに気付いてあげられると、大人になってそんなパターン構造の問題は起こらない。
カウンセリングを行ない、このコアなパターン構造を再生します。
大人の気持ちも、子供の気持ちも同じです。
お困りの方、お気軽にご相談ください。
備考
カウンセリングルーム ハルモニアは、小学校低学年までのお子さんがいらっしゃるお母様、お父様のために、空き状況にも依りますが、ヨガフロアを開放してカウンセリングを行っております。
ご家族様やお友達様など、お子様を見ていただける方がいらっしゃる場合は、ヨガフロアで遊ばせていただきながらお待ちいただいて、別室でのセッションを行います。
また見ていただける方がいらっしゃらない場合は、フロアにて目の届く範囲で、お子さんもママの側で安心して遊んでいただきながら、カウンセリングを行なっており、ご好評をいただいております。
カウンセリングを受けたいけど、子どもがいるからどうしようかとお悩みの方、ご相談ください。
カウンセリングルーム ハルモニア
加藤 佳子