ハルモニア通信

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自律神経失調症No.3 八王子ハルモニア

■2021/12/31 自律神経失調症No.3 八王子ハルモニア
自律神経失調症の事例No.3

 


前回までの流れ

 ●主訴
心療内科にて、自律神経失調症と診断、緊張性の胃の痛み・吐き気・頭痛・PMS(生理前緊張)・生理不順など身体的に症状が出ている。
高校3年生
「部活最後の試合を控え、せめて出場して引退したい。」
「薬は緊張してしまう場面では効かない」
「大学受験の体制に入る前になんとかしたい」
とのことで来室。
 
 ●インテーク(初回面接)
まず彼女のいろいろな話から問題を明確化を行う。
話の内容から、今の彼女の中でそれぞれの人格がどのような問題となり、状況や症状を作り出しているのかを、丁寧に説明する。


 

①好きなこと、やりたいことに向かっていく彼女。➁初めてや慣れないことに緊張する彼女。

➂緊張すると身体が固まり、身体症状がでる彼女。

④優等生、なんでも良い子で頑張ってしまう彼女。

 
前回からの続き

  ●インフォームド・コンセント
彼女の中で、一体何が起こって心と身体に問題が起きているのかを具体的に説明する。

①の彼女は、やりたいことに向かい頑張り過ぎるくらい努力をするが、いざとなると彼女②が、緊張してしまう、
②の彼女は失敗が怖い・失敗が許されないと強く思うためである。いよいよ逃げられないと思うと・・・、
③の彼女の身体は凍結(フリーズ)する、固まった身体はいろいろな身体症状を発する。
④の優等生は良い子で頑張るだけでなく、責任感も強い。出場したいと自分から発しているのに実行できない自身を責めてしまうことで、ますます苦しい、実際症状もすすむ。
 
1人の1つの身体の中でこれだけの自身の感情であり・人格である存在がいろいろ考えて行動しています。

このように、混乱したひとりひとりを、分離させて感情のこじれの問題をひとりひとり解決していくことで、バラバラだった心と身体は統合されていきます。
 
ここまでご説明してまいりましたインフォームド・コンセントの内容については、まだまだ終わっていません。
 
ここ数年ハルモニアでは、トランスパーソナル心理学・サイコシンセシス(統合心理学)を取り入れた心理療法を行っており、理論的には、認知行動療法で説明するなど、具体的にゴールを示していきます。
これらを、一度に書くと混乱しますので、順を追って説明してまいります。
 
カウンセリングルーム ハルモニア 
加藤 佳子


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