自律神経失調症の事例 No.2
カウセリングルームに訪れた女子高校生。
心療内科にて自律神経失調症と診断され、
緊張性の胃の痛み・吐き気・頭痛・PMS(生理前緊張)・生理不順など身体的に症状が出ていました。
初回面談(インテーク)
現在高校3年生、「部活最後の試合を控え、せめて出場して引退したい。」とのこと。高1の最初の試合は、緊張があってもなんとか頑張って出場しましたが、それ以降は緊張で、前日・または当日に吐き気、頭痛など身体症状が出てしまい、結局出場できなかった。
部活の友人や後輩とも関係性はよく楽しくやっている。慣れない場所や慣れない人の中で1人ではものすごく緊張をしてしまう。
頑張り屋の優等生な彼女は、テスト1週間前になると緊張して眠れなくなることもしばしば、当日は胃がキリキリして、吐き気、頭痛になることも。
彼女は、中学3年の夏の部活引退後頃から、テスト前になると心配で必死に勉強し、試験前から終わるまでとても緊張していました。初めての場所、慣れない人と話す際も、とても緊張してしまうとのこと。
吐き気・頭痛がひどくなり、心療内科を受診、
お医者様は、『自律神経の乱れのようですね、生活リズムを崩さないように心がけましょう。』とのことで、安定剤・胃の薬・眠れないときにと入眠剤を処方されました。
しかし、お医者様に行っても良くならない、薬も緊張してしまう場面では効かない。最近では生理不順、生理前は特にしんどい。大学受験の体制に入る前になんとかしたいとのことで来室されました。
まず彼女の問題を明確化し、話の内容から、今の彼女の中でそれぞれの人格がどのような問題となり、状況や症状を作り出しているのかを、丁寧に説明していきます。
- 好きなこと、やりたいことに向かっていく彼女。
- 初めてや慣れないことに緊張する彼女。
- 緊張すると身体が固まり、身体症状がでる彼女。
- 優等生、なんでも良い子で頑張ってしまう彼女。
インテークでは、ここまでを、お話していきます。
その後は、ハルモニアでのカウンセリングの進め方をさらにご説明いたします。
カウンセリングルーム ハルモニア
加藤佳子
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