.うつ病 の本質 ① うつ は、心が脳に出す休めのサイン】なのですが、「うつ」とは、本来どのようなものなのでしょうか。 前篇の続き、今回は身体から考えてみましょう・・・・・・
うつ は、体が脳に出す休めのサイン
うつ病には、診断名では使われませんが、仮面うつ病 といって、身体症状が出るものがあります。
通常、「うつ病」は、気分の落ち込みが2週間以上続くと疑われる、精神的な病気とされておりますが、精神的な症状が見られなくても、睡眠障害/自律神経失調症 のような症状が続いていると、うつ病が隠れされていることを疑います。
睡眠障害には、寝付きが悪いという 「入眠障害」 夜中に何度も目が覚める 「中途覚醒」 遅く寝ても午前5時くらいに目が覚めてから寝られない 「早朝覚醒」 いくら寝ても寝た気がしない 「熟眠障害」 があります。もちろん、寝つきが悪く、途中何度も起きて、最後は午前5時から寝られないという3つのパターンが混ざっていることもあります。
仮面うつ病 には、頭痛/めまい/耳鳴り/全身倦怠感/口の渇き/動悸/肩こり/腰痛/冷え性やのぼせなどの更年期障害に似た症状/腹痛/消化器症状(吐き気)/頭痛(眼の奥が痛い)/他の部分の疼痛(腰痛)/呼吸困難感/咽頭部違和感/便秘/下痢/など、自律神経失調症などによく間違われます。
様々な検査を受けても、はっきりした原因が見つかず、頭痛が激しいので 「CT」 や 「MRI」などの検査を受けてもよくわからない場合は、精神的なストレスが隠されている場合が多く見られます。
当然ですが、このような場合は、精神科や心療内科にはなかなか足が向きません。
あちこちといろいろな病院や治療院など通っていても、なかなか回復がみられずに、症状が悪化、また長期化することもしばしばみられるのが特徴です。
有名な例として、作家の夏樹静子さんが書かれた、「椅子が怖い」 (副題: 私の腰痛放浪記)という書籍があります。夏樹静子さんは書籍の中で、ご自身の腰痛で3年間ありとあらゆる 治療院/病院/薬物治療/加持祈祷/など、全国津々浦々通っても、どうしても治らなかった腰痛が、カウンセリング・自律訓練法・絶食療法・などで回復した経緯を書かれております。 これなどは、ご本人も周囲も判りにくい症状であります。
作家として一番油の乗った時期でもあり、書きたいことも有るのに、椅子に座って執筆活動をしようとすると痛くて座っていられないから、書けない。精神的に自分は強いはずなのに、と書かれておられます。
書きたい自分もいるものの、書きたくないと訴える自分もいる・・・・・という気付きから変わったと書かれています。
心には多様な思いがあるため、ノーが言えないと強制的に脳が体にサインを出すというのが、このタイプの特徴です。
さて、今日はこの辺りで、つづく。
カウンセリングルーム ハルモニア
加藤 佳子
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